新型コロナウイルスに対する医療保険給付について
2020/11/12
新型コロナウイルスでの営業時間やイベント開催の制限も解除となり、GO・TOトラベルなど、経済活動が活発化してまいりました。リモートワークという新しい働き方も誕生しています。
コロナ前の状態に完全に戻ることはまだ難しいと思われますが、「今」は必ず「過去」になります。乗り越えてまいりましょう。
そこで新型コロナウイルス関連の保険給付請求について、どのように取り扱われるかまとめてみました。
PCRなどの検査費用
もともと医療保険には「検査費⽤給付⾦」という項目はもうけられていないため、特に給付はありません。
ただし、感染の疑いでの検査入院ですと入院日額が対象となります(医師の指示による入院に限ります)
入院給付⾦
多くの生命保険会社から取り扱い方法が発表されていますが、新型コロナウイルスに感染した場合で医師の指示のもと入院した場合は、通常の疾病での入院と同様とみなされ、入院日数に応じて医療保険から給付⾦が⽀払われます。
通院給付⾦
入院後に通院することになっても、通院給付⾦が⽀給される医療保険であれば給付⾦が⽀給されます。通院給付⾦は入院後の通院に限られていることが多い為、再度保険内容の確認が必要です。
ホテルや⾃宅療養
10月7日現在、感染者累計も86,600万⼈にもなり、医療機関の負担軽減のために、軽症者や症状のない患者を順次移すことにし、ホテルや⾃宅療養にて治療をする患者もいます。ホテルや⾃宅療養でも医療保険の給付⾦の⽀払い対象とすることが発表されています。
なお、給付の条件として、治療期間を確認できる医師の証明書の提出が必要になります。厚生労働省よりひな形が出ておりますので、参考にして頂ければと思います。
ご相談等ございましたら弊社担当者まで、お気軽にお声がけ下さい。