新型コロナウイルスの感染拡大防止
2021/03/06
新型コロナウイルスの感染拡大防止
新型コロナウィルスの収束が見えない中、職場等での感染拡大防止策の実践が求められています。そこで、厚生労働省が定めている「チェックリスト」の中から、主要なものについて確認しておきましょう。
1.歓喜の悪い密閉空間の改善
- 職場の建物が機械換気の場合、建物衛生法令の空気環境の基準が満たされている(温度は18℃以上に維持することが望ましい)
- 職場の建物の窓が開く場合、冬場における『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気方法(詳細はリーフレットに記載)により、居室の温度が「18℃以上」かつ相対湿度「40%以上」を維持しつつ、窓を開けて適切に換気を行っている。
2.多くの人が密集する場所の改善
- 対面での会議やミーティング等を行う場合は、マスクの着用を原則として、人と人との間隔をできるだけ2m(最低1m)空け、可能な限り真正面を避けるようにしている。
- 接客業等において、人と人が近距離で対面することが避けられない場合は、労働者にマスクを着用させ、人と人との間にアクリル板、不燃性透明ビニールカーテンなどで遮蔽するようにしている。
- 職場外でもマスク着用や換気、人と人との間隔を取る等、三つの密を避けるように努めることとしている。
上記の他、業種や地域の特徴によりますが、次のようなチェックリストが示されています。
- 電車等の公共機関の利用に際し、窓開けに協力するよう全員に周知している。
- 業態に応じて、可能な範囲で出勤を抑制するように努めている。
- 電車、バス等での他人との密着を防ぐため、時差出勤、自転車通勤、自家用車通勤などの活用を図っている。
- テレビ会議やWeb 会議の活用等により、人が集まる形での会議等をなるべく避けるようにしている。
地方においても、新型コロナ感染や濃厚接触者となることが身近になっている現在、特に企業という「集団」におけるクラスター感染のリスクは非常に高いため、従業員に対策を任せるだけではなく、企業として適切に取り組むことが必須です。また、万が一、企業内で従業員が感染者あるいは濃厚接触者となった場合の対応についても、その場で慌てることのないように、企業としてのガイドラインを定めておくことが必要です。