医療保険の先進医療保険特約について
2023/03/09
医療保険の中に先進医療特約があります。「先進医療」とは、高度な医療技術のうち、一定の基準を満たした新しい治療や技術として厚生労働大臣が定めた治療で、先進医療に指定された治療は、定期的に発表されております。
1⃣先進医療の要因(参考資料:SOMPOひまわり生命)
- 先進医療とは本人が希望し、医師が必要性を認め、症状が条件を満たしている場合に行われます。先進医療は、治療内容や必要な費用について医療機関より説明を受け、同意書に署名することで、治療を受けることになります。
一般的な診療や検査と大きく違う点は「病院選び」と「費用」です。 - 先進医療はどこでも受けられるわけではありません。仮に先進医療の対象となっている医療技術と同等の診療や検査を行っている医療機関であっても、その医療機関が厚生労働大臣から承認を受けていなければ「先進医療」と認められません。つまり「医療機関」と医療技術」と共に承認されてはじめて、先進医療として認められるのです。
2⃣先進医療の技術料は、全額自己負担となります。
身近な先進医療で除外となった治療の例として、2020 年3月をもって、多焦点(タショウテン)眼内レンズ(2つ以上の焦点)を用いた水晶体再建術(白内障手術)を先進医療から除外することが厚生労働省の先進医療会議で決まりました。2020 年3 月以前の多焦点眼内レンズを用いた手術では、先進医療として、レンズと手術費用全額が保険会社の医療保険より給付を受けることが可能でした。
しかし現在は、レンズについては自己負担が発生し、手術費用は医療保険の『手術給付金』(入院日額×給付倍率)の請求が可能です。入院も伴う場合は入院給付金(入院日額×入院日数)も給付対象となります。
人生100 年時代、長寿社会では医療・介護は最も身近なテーマです。是非、保険内容などの一覧や確認をおすすめします。