景気と雇用の経営指標を見る!①景気ウォッチャー調査を見るとー3
2023/04/19
3⃣関東圏では...
それでは次に同時期の関東圏を「東京」・「南関東」・「北関東」に分けて見てみましょう。
この直近1年間については、東京は景気判断DIが継続して50を超えており、特にこの半年は高く、2月は最も高くなっています。これは、東京は個人消費による景気動向のインパクトが早くかつ大きく、コロナでの規制の緩和で、消費に直結している「家計動向関連」の業種が強含みになっている点が挙げられます。
南関東もそれに準じてはいるものの、北関東は若干弱含みとなっています。
全体としては上向き傾向となっています。
北関東については、次の「景況感コメント」にも現れているのですが、特にこの半年は、コロナの影響だけではなく、エネルギー価格などコスト上昇や半導体不足、原材料・部品等の調達難などの影響を受ける製造業・運輸業など、「企業動向関連」の業種の影響が他より大きいことが一因と思われます。