創業60年、グループ総勢120名。栃木県足利市・群馬県太田市・埼玉県の総合会計事務所

採用情報

トピックス Topics

M&Aで会社を譲る。会社を引き受ける⑤

④C工業所の事例...「M&A」にて

 C工業所は、3 代続く極小の精密加工部品を製作加工する中小企業です。
 大手メーカー1 社体制の経営には寄らず、大手数十社と売り上げシェアを均等に配分し、「どのメーカーが風邪を引いても踏ん張れる経営」を目指し地盤を固めてきました。
 ある大手メーカーの「当社だけの商品に絞って生産すれば、安定的に更に多く発注する」などの声を掛けて頂いた事もありましたが、「うちの技術はトップクラス。他社ではまねできないはず。」と、多品種少ロットであったとしても、様々なメーカーの細かな要望や各社ごとの規格の違いにも柔軟に対応し、技術力の高さから選ばれ続けています。
 C社長も「まだまだ現役」と考えつつも、後継者をあらためて考えるようになってきました。C社長の家族は、社長と奥様と娘さん二人。「女性の社長も最近では多くなっているので、学生の頃から、会社のことについて折を見て話し続けてはいたが、やはり難しく、娘二人は別の道を歩むことになった。」と当社へご相談を頂きました。
 今まで技術を磨いてきた従業員が、今後も生き生きと働く環境づくりをしてくれる会社へ引き継いでもらいたい。また、業種的に近い又は関東圏に絞った企業ではなく、全国規模で引継ぎ手を探してほしい、などのご要望から日本M&Aセンターに相手探しを依頼しました。
 相手を探すに当たり、日本M&Aセンター担当者と十数回の面談やインタビューを繰り返し、具体的にどのような技術で名が通り、どのメーカーのどの製品に使われているなどの話をしてもらいました。それに基づき、詳細な「会社概要資料」を作成することとなります。
 「技術力がすごい」と大変抽象的な表現であるものを、C社長との対話を通し言語化していきます。
 引継ぎ手候補は、資料作成後2~3か月程で、数十社が上がりました。トップ面談を3社行い、その中で、日本に数か所、海外の拠点も数か所ある中堅企業D社に絞って交渉することとなりました。
 D社は、グループ企業のうちの主力の1 社で、C工業所と同製品を作っています。
 円安基調が続くことに加え、大手メーカーのサプライチェーンの見直しから海外から日本への回帰が始まっており、D社にとっては、折からの人材確保の難しさや資材等の調達コストを下げるためなど、国外・国内サプライチェーンの変更に追いつくための成長戦略の一つとして、M&Aにて業容拡大の決断をした、とのことです。
 社長同士と仲介会社で、お会いして頂いた際に意気投合し、その後、数度にわたりお互いの会社を行き来します。「同じような部品を作るにしても、生産方法に微妙な違いがあり、" 目からうろこ" の点も多くあった。技術をお互いに取り入れればもっと伸びるし、更に生産性が上がる。」と、C工業所・D社の社長とも、熱を込めて話をされていました。
 お互いに技術力の高さを認め合い、シナジー効果を高く発揮できるパートナーとしてのM&Aとなり、D社の役員がC工業所の常駐の専務取締役となるべく、C社長から引継ぎを受けて、現在承継が完了しました。C社長は、半年間の顧問を経て、完全退任となります。

CONTACT

お電話でのお問い合わせ

受付時間 9:00 ~ 18:000284-41-1365

Webからのお問い合わせ

mailお問い合わせ
page top